先日、魚沼の山文さんの取材に「うぇる米魚沼」の編集メンバーに取材同行させていただきました。
山文さんは1920年(大正9年)創業の魚沼のおかき屋さんで、
三越、京王百貨店、東武百貨店などでも販売しています。
地元の知名度より県外の知名度が高い手造りおかきです。
実は、私は「おかき」にはちょっとうるさいんです。
というのは、私の母は子どもの頃おかき屋に勤めていて
幼稚園の帰りにいつもおかき屋さんで、遊んで育ちました。
もう40年以上前の話です。
今のように添加物がない時代でしたから、本物の匂いを知っています。
山文さんへうかがって工場へ入ると子どもの頃にかいだ餅の乾くような匂いでしょうか
なんとも説明ができない匂いが漂っていました。
子どもの頃に嗅いだにおいそのものです。
実際、ムービーを見ていただくとわかりますが、全て手造りです。
混ぜ物もなく、本当に餅と塩や醤油だけです。
それを、人の手で作っています。
オートメーション化される工場が多い中、昔ながらの作り方にこだわっています。
子どもの頃に見たおかきの作り方と違うのは、餅を切るのが機械になり、
乾燥にバーナーが使われていた点ぐらいでしょうか。
こだわっている点はとお聞きすると、餅の水分の飛ばし方と乾燥のさせ方と焼き方。
これで、おいしさが決まりますと森山さん。
一番手間のかかる商品はと意地悪な質問をすると、醤油味のあかきだそうです。
焼いて、醤油にくぐらせ、また乾燥させて、また焼いてを繰り返します。
山文さんのおかきを食べるとわかりますが、
かんだ後、お米の味がしっかり口の中に広がります。
当然、添加剤が入っていないので口の中にへんな後味が残る事がまったくありません。
ちょっと硬いかなと言う方もいるかもしれませんが
それは添加物が入っていない、昔ながらの作り方だからです。
本物の味を知っている50代以上の人たちにはたまらない逸品でしょう。
アレルゲンがありませんから、お子様にも安心して食べさせられます。
久しぶりに、この匂いをかぐ事ができて良かった。
また来てくださいねと言われたので「はい」と答えました。
本当にまた行っちゃいますよ。
くわしい情報は、うぇる米魚沼編集部の記事をご覧ください。